昨日 春秋座 京都で 藤間 勘十郎 花形舞踊公演 が行われた。京都での公演は初めてだとか。午前 午後の部があったが、歌舞伎役者の共演番組が華やかなので午後の部の人気が凄い。舞踊関係 藤間門弟  花街関係会場は華やかな雰囲気。宗家の奥様 奥様のお母様ともお目にかかり、お二人とお囃子のお稽古がご一緒だった頃のお話をさせて頂きました。さて、舞踊に関係ない方が、宗家の踊りを見て取り憑かれ一度でファンになった。と伺い、正直ピンとこなかった。舞踊家の家元の踊りは、流派関係なく、素晴らしいし尊敬に値するが役者のようにそれほど魅力があるとは思えない。中村 壱太郎との 二人椀久 市川猿之助との三社祭 中村 鷹之資との連獅子 全て、素踊り と言うか半衣装。お化粧もせず鬘もつけずほとんど素踊り。舞踊家と役者の踊りは、若手の役者でも目立つ。見せ方を知っているのか、観客のひきつけ方が違う。でも、宗家は違った。猿之助相手でも、全然引けを取らずまだ惹きつけるオーラが強い。この猿之助相手でも！と少し鳥肌がたった。そう、舞踊家の踊りではなく、役者の踊りなのです。素踊りの連獅子も初めて見ました。間狂言も全て、勿論、狂いも、頭を振らない連獅子なんて初めてです。狂いを踊りで表現するなんて。それが、獅子の毛を振るより迫力ある。魅せられました。そう、私も勘十郎魅力にはまりました。是非とも、もう一度機会があれば、拝見したいです。故富十郎さんのご子息の鷹之資さんも宗家とのコンビネーションが良かったです。若いけど役者ですね。あー気持ちの良い舞踊会でした。