月別アーカイブ: 2007年12月

2007年12月26日

強羅花壇とペニンシュラー東京

”強羅花壇”というと日本の旅館を代表する アマンホテルに匹敵する宿。
また、ペニンシュラーと言うと、世界を代表するホテルです。その2件に面白いエピソード
が祇園でありました。芸妓さんというと、お座敷の仕事以外に色々なバージョンが
あるのは、私の本〝愛され上手になる 祇園流・女磨き〟でご紹介している通りですが、
最近、 強羅花壇で宴会とペニンシュラーでご接待という、超豪華なお仕事が依頼されました。
中身の宴会などは興味の無いものですが、芸妓さんの楽しみは〝お泊まり〟でした。
この2件とも 日程も全く異なる仕事ですが、担当に選ばれた芸妓さん達の期待は
〝勿論お泊まりはそのホテル・その宿〟でした。のにも、かかわらずPホテルの方達は、
〝まあ 良かったけどPホテルとは違いがっかりでした〟とまた、強羅花壇の方は
〝比べ物にならないようなしょぼい旅館〟だったようです。(×_×)まあ 働きに行って
いるので、仕方がないちゃ仕方がないですが、目の前の宝物は見るだけの〝絵に描いた
餅〟でした。期待した方も間違いでしたが、つらい出張仕事でした。〝先に言ってほしいなあ〟
だったら、期待しなかったのに”。これは、祇園では珍しいパターンの一つでした。
バブル祇園の肩すかしお話しでした。こんな事もありますよ。経験 経験(^○^)

2007年12月15日

インターネット不調

一昨日の〝事始め〟昨日の〝討ち入り〟など、書きたいことは
いっぱいあったのに、インターネットが繋がらなかった為、今日に
なってしまいました。残念。先週より、知人の応援に〝ホノルルマラソン〟
を見に来ております。知人は完走したのですが、6時間40分というタイム
に終わりました。本人達は満足なので、応援もしがいがありました。
例年にない天候不順に見舞われ、マラソン当日の4,5日前から
台風のようなお天気が続き、スタートの前も大雨でした。走っている間も
前が見えないほどの雨で走るのを止めて、雨宿りをしている方もいました。
一人の方は〝あー来年は絶対に出ない〟”こんなに過酷だとは”と、言っていました。
見ている方は〝遅い走りだなあ〟とぼやいていましたが、今回だけは〝本当〟
と、思いました。お疲れさまでした。来年もそういわずに走ってくださいませ。
私達も応援にこれますから。でも、ダウンタウンのクリスマスイルミネーションは
素敵ですよ。ハワイのクリスマスも楽しい。
あーほんと、お天気に悩まされたハワイでした。帰ったらまた、祇園のお話お楽しみに!

2007年12月08日

顔見世花街総見 舞妓の簪〝まねき〟

今年も南座の顔見世の花街の総見がありました。京都5花街が
順番に始まります。今年は、宮川町が、一番でした。先斗町、東新地
祇園甲部 上七軒と七日まで続きました。それはそれは華やかな桟敷席
で、舞台が退屈に(ごめんなさい)なったら、桟敷を見て楽しむという二倍
楽しむ顔見世の見方です。もし、日程に都合のつく方は、南座に問い合わせ
総見の日を聞いてから、チケットを取られるとお得かも。
舞妓さんの簪は一二月は〝まねきの簪〟になっています。”まねき”は、
顔見世の正面玄関の上段に飾ってある名前の書いた札のような物です。
舞妓さんの簪も三ににして同じ物が髪飾りにしてあり、紙の部分は白紙に
なっていて、この日〝総見の日〟にご贔屓の役者さんの楽屋に行って、
書いて貰います。立ち役の役者さんは黒色の墨で、女形の役者さんには
紅で書いて貰います。バランス良く赤黒が綺麗ですが、ファンが立ち役ならば
仕方ないでしょう。今年は襲名の関係で、〝中村錦之助〟さんが、多いかも。
道行く舞妓さんの”まねき”に注意して見てくださいね。

2007年12月02日

JR東海イベント講演

JR東海イベント講演 017

2007年12月02日

JR東海そうだ京都へ行こう

12月に入っての初めての週末は、紅葉の素晴らしい週に恵まれました。
お天気も良く紅葉狩りをするには最適の日和です。その日、〝花彩〟では
JR東海のイベント〝そうだ京都へ行こう〟で〝祇園でマナーを学ぼう〟と言う
講座が開かれました。講師はわたし、桐木 千壽でした。2時から4時半までと、
長い時間のお茶と座談会とお話と舞妓さんの舞。過ぎればアツという間の2時間半
でした。参加者は女性限定。これも珍しいイベントです。参加者のお一人のご主人様
は、是非ご一緒に行きたいと、言われたようですが、限定はnoでした。次回は
どこかのイベントでお越し下さいませ。福岡からの母子、名古屋からのお友達同士
圧倒的にやはりJR東海なので、関東の方が多かったです。また、どこかでお目に
かかりたいです。ご参加有難うございました。

2007年12月01日

顔見世初日

昨日 11/30は京都顔見世の初日でした。34年間続いて初日に
行っておりますが、最初は6人だったメンバーも20年前からは2人になって
しまいましたが、続く限り見続けたいと思っています。いまや、初日の〝名物〟
になっているようです。昨日は10時半からの昼の部に始まり、4時20分午後の部
開始10時15分終演までの約12時間の観劇でしたが、楽しく年々早く時間が
過ぎるような気がします。今年は2代目中村錦之助さの襲名興行で夜の部の
”曽我の対面”の中で、口上がありました。最後の演目〝三社祭〟は、
尾上菊之助さんと尾上松緑さんとの若手二人で、美しくさわやか切れ味も良く
見ていても気持ちよい。足取り軽く帰路につけました。1年に一度の京都人の贅沢。
これくらい許されるかも。
また、一年間頑張ります。次の顔見世に向かって。ファイテン(^○^)