月別アーカイブ: 2007年10月

2007年10月25日

祇園言葉 ちゃっちゃっと

久しぶりの祇園言葉あんないです。祇園の人は辛気くさい事をしていると
辛気くさい(のろのろと段取りの悪い事)していると、もう”ちゃっちゃっとしてえな”
と言うてお母さん達はいらいらしはります。”さっさっと”という意味ですが、
京都ではそういいます。面白い子供みたいな言葉ですやろ。
祇園言葉では 時々”たちつてと”のた行が多い言葉があります。

2007年10月18日

AQUAサンフランシスコ

サンフランシスコ滞在中 NY に続いてシスコにもミシュランの星を
取ったレストランが出ました。その一つがダウンタウンにある〝AQUA〟
アクアです。ダウンタウンの何処にあるのかと思うほど分かりにくい入り口でした。
カリフォルニアSTには面しているのですが、レストラン然としたエントランスでは
ありませんでした。でも、中には天井高く生のお花が飾ってあり、5時半という
時間にもかかわらず、バーのカウンターにはスーツ姿の紳士達が食前酒を
楽しみ賑わっていました。活力ある街のレストランは違うなあ、と感じた印象です。
コースは3品と5品との2種類が有り、勿論アラカルトのありましたが、3品コース
の前菜 メイン デザートで充分でした。フレンチでも今流行のおやさい中心の
軽めのソースでできあがり、重くなくて食べやすく美しいお料理でした。
驚いたのがワインリスト。ブックかと思うほどの重い厚さのワインリストでした。
ああーこれがミシュランの対象のお店かと、思い知りました。3時間はかかる
食事時間にも飽きることなく、気がつくと満席のうえ、バーカウンターにはあふれるほどの
立ち飲みのお客様でいっぱいでした。〝これから食事が始まるの〟と、思いながら
出てみると、タクシーを待つこともなく、お店専用の車が待機していました。
さすがー(O_O)2つ星!でも、もう少し静かだともっとよかったのに!

2007年10月12日

思い出のサンフランシスコ

25年前、俗に言う〝語学留学・遊学?〟祇園の現役芸妓ではじめて
しました。場所にサンフランシスコを選んだのも、知り合いのお世話をして
下さる女性がいたからでした。ノブヒルのアパートに住み毎朝坂道をおりて
学校に通うのは5分もかからないような便利な場所でした。学校の中庭にある、
大きな木の陰でするランチはサンドウィッチで」あったり、おにぎりであったり、
学食(学校は大学の一部)時々はチャイナタウンに飲茶に行こうと誘いに来る
日本人の友達であったりと、学生生活の経験のない私には、毎日が楽しく初めての
事ばかりで新鮮でした。今回ホテルの窓から見える学校は、リッツカールトンホテルに
変わっており少しショックでしたが、坂道もアパートも変わっていずに街はそのままです。
25年前の坂道を学校へ通うわたしの姿が見え、懐かしく思いました。人生3番目に
長く住まいした街、思い出深いサンフランシスコです。

2007年10月06日

温習会 最終日’07

温習会 ’07

2007年10月06日

祇園 温習会最終日 

10月1日から開幕した温習会も6日間の期間を終わりました。
もう、と言うかやっと、と言うか芸妓さんもお茶屋さんも大変な労力です。
えーお客さんもですか?3組が2巡するので、6日間です。若手は必死で
頑張りが見えますし、お姉さま方は余裕に見えます。今年は最近にない
出し物(番組)が出ていまして、私も初めて見る物もありました。5世家元
になりましたので、古い物の掘り起こしがかえって新鮮かも知れません。
やはり大きいお姉さんは安心してみられますので、楽しみですが、若手は
どきどきしますので、力が入ります。〝あーあそこ揃てへん〟とか〝ここ
ひっかからへんやろうか?〟とか、自分も経験あるから心配です。また、
〝この妓上手にならはったなあ〟と思う妓や〝一つも上達せえへんなあ〟
〝この組ミスキャスト〟とか、後ろの席から聞こえてきますのもつらいです。
3組ともさすがに”ベテランのお姉さん方が、一番良かった”と思うのは当たり前
でしょうか?それとも、希望がないのでしょうか?次の担い手が続かないのは淋しいです。
ベテランを脅かす次世代がいないのは残念でした。竹葉さん姉さん 小富美さん姉さん
まめ晃さん姉さん、素晴らしかったですう。まだまだ頑張ってください。

2007年10月04日

津山で〝祇園文化〟の講演

津山講演

10月2日 岡山県の津山市〝美作三湯女将さんの会 華の会〟
美作観光連盟主催の講演会を津山鶴山ホテルでお話しさせて頂きました。
秋空の美しいすすきと秋桜の街道を お迎えの車で走りながらふるさとを
感じました。〝あー待っていてくださった〟と言う、皆様の笑顔を受けながら
会場へと入りました。〝生涯 可愛い女でいるために〟と言うテーマでしたが
祇園文化と精神を基本にお話を進めましたところ、女将さんから〝いつもの
堅いお話と違い はんなりと楽しい実践に役立つお話でしたね。なにより
眠たく無かったのが一番でした。〟と言うご意見を聞き、笑ってしまいましたが。
また、質疑応答も積極的に鋭い質問が飛び交いました。”お座敷の恋愛論”
に関しては、お昼間のこともありますので、詳しくは話すのは限られました。(^o^)
圧倒的に女性のお客様が多く、最後には〝祇園流美顔術〟もお教えしました。
多分覚えてられるには、最後の美顔だけかなあ!〝華の会〟の女将さん方との
昼食会も楽しく、お泊まりさせて頂きました、湯郷〝季譜の里〟さんでは、5周年
記念の行事の最中でフルートの演奏会もあり、月明かりのお庭を背景に演奏に
聞き入りながらくつろぎました。細かいお心遣いはさすがに、女将さんの会ならでは。
と、反対にお勉強になりました。美作三湯 湯原 湯の郷 奥津温泉 山の中の
ほのぼのとした心安らぐお湯でした。皆様も一度お越し下さいませ。
美作観光連盟の皆様 お世話になりました。ありがとうございました。