月別アーカイブ: 2007年11月

2007年11月28日

はんなり

今日 〝はんなり〟と言う、花街をドキュメントした映画を見てきました。
また、〝さゆり〟とか〝舞妓はーん〟〝暴露本〟なんかと同じかと思い期待薄と、
行きましたが、これが以外と真剣に取り込まれました。監督が他府県の方
とは思えないほど、京都の花街をしっかり見つめた鋭い感覚で入り込んでいます。
私達 祇園育ちには見えない部分 外部だからこそ見える部分 各廓を正確に
紹介している真の文化と芸と特徴。1廓1人をターゲットに詳しく紹介すると言う
わかり安い目線。何故か宮川町のインタビューに関東言葉が多かったのは
驚きました。ミーハーの花街興味のかたにはハウツー物では無いので、
面白くないかも知れないですが、これは廓の保存版だと思いました。日本の文化が
英語で説明され、日本語テロップというのも笑えます。これからの花街のありかた、
それ以後の生き方に課題を託された映画でした。初めての〝ほんまもん〟でした。

2007年11月26日

紅葉情報

ようやく待ちに待った山々の紅葉が始まりました。高雄はもうお終い。
いま、美しいのは鷹峯(光悦寺)近辺 真如堂が8分で綺麗です。先週の
連休は恐ろしいほどの人出で、祇園の花見小路も歩けない状態でした。
また、土日はJRAの馬券買いの人と観光客とがまぜこぜで〝也やこしい〟
でも、京都の紅葉は黄色に混ざった赤色が鮮やかなので、他の地には無い
華やかさがあるのでしょうね。毎日通う鴨川沿いの銀杏並木もまだ、緑が
残っている木々もありますが、徐々に黄色く染まり散っていく風情も近づく
冬将軍を迎えるようです。祇園もこの時期は忙しく舞妓さんも引っ張りだこです。
現在は34人いる舞妓さんも暇な日はつらいですが、シーズンになると足りなく
なります。平均に忙しいとええのに。雑誌やTVの撮影やモデル。本職のお座敷
と、大忙し。やはり、可愛い妓から売れていくので、常の勤め方が大事どすなあ。
顔ばっかりやなしに気持ちの可愛い妓が持てますえ。今日は南座の〝顔見世〟の
まねきが上がりました。あーあと、ひと月どす。毎年同じ事言うてるのが平和どす。
暖かい秋を12月までひっぱている京都の紅葉情報でした。

2007年11月19日

オリジナルチョコ 心ばかり

お囃子の会チョコ

2007年11月19日

お囃子の会チョコ

久しぶりに舞台にでました。11/11(日)故藤舎秀蓬 笛の家元の追善会が
催されました。私の先生 藤舎呂船先生の門弟として〝狂獅子〟を出させて
頂き久しぶりに緊張しました。やはり舞台は怖いですね。また、お囃子〝小鼓〟
ですが、本番が始まっても最初の音がでるまで、心配。〝ポン〟と、良い音が
でれば一安心。後は習ったとおり進んでいけば良いのですが、それまでの心配は
いかほどな物か、検討つかないですよね。舞台の袖に(横)畳3条ほどの御部屋が
用意されていて、そこで次の出番の方が待つのです。その時間の長いこと。
一人きりで緊張を高めます。イメージトレーニングをして、気持ちを高揚させるのです。
その時間の配分を間違えると失敗します。また、誰かが邪魔しないように気を付け
無ければ行けません。舞台に入ると心配は無用です。自分の世界に入っていくだけですから
でも、楽しみもあります。会場にきて頂いたお客様に持って帰って頂く、”まきもの”
俗に言う〝配り物〟ですが、オリジナルのチョコにしました。箱に小鼓を打っている写真を
入れ、模様に紅葉をちらしました。中にはのしを入れました。会に出るのも楽しまなくては
成りません。緊張ばかりで終わってもつまらないですから。こんな、前向きの性格
治らないなあ!でも、楽しかった。お越し頂いた皆様有難うございました。\(^O^)/

2007年11月13日

さようなら稲尾和久さん

今日ニュースを聞いてびっくりしました。稲尾さん、サイちゃんとみんなで
呼ばせて頂いていました。でも、いつも〝おにいちゃん〟です。最盛期の頃は
知らなかったのですが、ライオンズの監督時代には、福岡に応援に行きました。
夏の〝お盆シリーズ〟見に行くのですが、負けてばっかりで試合後にお食事に
行っても言葉が無く、”途中の花火が綺麗でしたね。”とか、試合以外の話しばかり。
双方ともつらい時間でしたよ。たまに飛行機でばったり。”中国に野球を教えに行った”
と、言われてました。最近は、故仰木監督の野球殿堂入りのパーテイで出会って、
その12月にハワイでの名球会のパーテイに誘って頂きご一緒したのが最後でした。
パーテイでは、駒田さん、平松さんなどと、ご一緒のテーブルで名選手や名投手に
お料理を取って頂くなど夢のような時間でした。〝おにいちゃん偉いねん〟と言えば
”毎年電話しておいで。ハワイでデートしよう”と行って頂きました。昨年は遠慮して
連絡しなかったのですが、今年はいらっしゃらないのですね。淋しいです。
名球会も遠くなりました。どうぞ安らかにお眠り下さいませ。合掌

2007年11月04日

異人館でジャスコンサート戸坂純子さんと

ジャズ歌手戸坂純子

2007年11月04日

異人館でジャズコンサート

11月はじめの連休の京都は人、人、人で、いっぱいでです。
観光京都にとってはうれしい限りですが、私は神戸に行きました。
神戸は異国情緒を味わえる一番近くの街なので、雰囲気や食を楽しみに
良く行きます。今日は、町中にある”異人館重要文化財15番館”で開催された
ジャズコンサートを楽しみに伺いました。ランチのコースメニューも秋の食材を
取り入れあっさりと美味でした。最後のデザートが珍しくて熱々の柿のパイ
にミニアイスが乗っていてとても組み合わせがオシャレでした。
ジャズ音楽に詳しくない私にも分かりやすくスタンダードナンバー
が多く、ジャストインタイム、ルート66など懐かしい曲も組まれていて、楽しめました。
ジャズというと、サム アザータイムとスターダストしか知らないのですが、枯葉など
季節の歌も神戸の異人館で聞くと格別です。こんな軽く身近に聞けるジャズなら
またの機会に行きたいです。ちょっと高尚な秋の芸術時間でした。
神戸から京都に新幹線で到着すると、ホームにはすさまじい人で驚きです。(*_*)
さすが 京都、他の街とはひと味違います。

2007年11月02日

藤舎 秀蓬偲ぶ会

藤舎秀蓬偲ぶ会

2007年11月02日

祇園歌舞練場で

もう、というか早やと言うか11月になってしまいました。あと、2ヶ月で
今年も終わってしまいます。祇園も何か今年の大きな行事は無く、ひっそりと
しておりましたが、11/11(日)に、以前八坂女紅場学園(祇園のお稽古場)
のお師匠さんだった、藤舎 秀蓬先生(笛)の追善会が催されます。
朝の10時から開演され終演は22時の予定らしいです。61番という番数で
見る方も大変(@_@;)多分 ご自分の関係者が終われば帰る方もいるので
お客様の入れ替わりが大変。主体は〝笛の会〟ですが、わたしも〝鼓〟で
出演います。(^o^)久しぶりの舞台出番なので緊張します。今は お稽古で
毎日頑張っています。生け花や 祇園文化の講演などと違い、音の出る物は
予想がつかないので、本番まで不安。16時頃 〝狂獅子〟という出し物です。
各花柳界の芸舞妓さん達も一同に出演されますので、華やかな舞台でです。
日頃のお稽古の成果が発揮されますでしょうか?それともさぼりが出るでしょうか?
あー毎日心配。もし、京都に来られて時間がありましたら、覗いてください。
藤舎流笛家元 藤舎 秀蓬 偲ぶ会
11月11日(日) 10時開演
祇園歌舞練場